サンボンネット・スーと3人の画家 [2025/03/09]

サンボンネット・スーと3人の画家 [2025/03/09]

NOTE

『サンボンネット・スー』
アメリカンキルトやファブリックの中で、しばしば見つかる女の子がボンネットを被っているデザイン、ボンネット・スーは、今までずっとアメリカ発祥のデザインだと思っていましたが、調べてみるとサンボンネット・スーに関しては、3人の画家が関係していることを知り、驚きました。

まず、イギリス・ヴィクトリア女王の庇護を受けていたと言われる、清楚で可愛い子供の絵を描いていたケイト・グリーナウェイ、このケイト・グリーナウェイの挿絵をヒントにしたのがアメリカのバーサ・コルベルト。この時代は、多くの画家が新聞や雑誌の挿絵を描いていたようです。(私の好きなヘレン・グラントも雑誌の挿絵をたくさん描いています。)そして1905年頃にスージー・サンボンネットを描いたバーンハート・ウォールが3人目の関係する画家です。バーンハート・ウォールの描いた女の子がスージーで愛称は、スー。表情が読者によって想像できるように顔が描かれていないことが、長年人気であり続けた理由の1つなんでしょうね。

背景を知ると、より生地が愛おしくなってきますね。小野ふみえさんのコレクションにサンボンネット・スーのキルトがありますが、ベッドカバーにした時にスーの足がすべて床に向けてパッチワークしているというフレーズが本に書かれていました。キルトを作って贈ることは、愛を贈ることなんですね。

参考書籍 『キルトに聞いた物語』小野ふみえ著 暮らしの手帖社刊