フィードサックは、セントルイスで・・・ [2024/10/25]

フィードサックは、セントルイスで・・・ [2024/10/25]

NOTE

約30年前、フィードサックを輸入し始めた頃、アメリカのフィードサック組合のようなクラブを見つけました。年会費を払うと小冊子が送られてきました。フィードサックについての話とパターンなどが紹介されていて、もちろん注文も出来ました。その小冊子の表紙にはニワトリのイラストが描かれていました。

不況下の1930年代、飼料、小麦粉、塩、砂糖などを入れる袋の製造業者は、プリント地を使い始めました。袋は、セントルイスの会社で製造され、無地の淡い配色だけでなく、カラフルなジオメトリックや花柄も作られていました。 フィードサックだけを買いたいという当時の消費者の要望に応えて、販売されたフィードサックは、買った人が取り出しやすいように紙に包まれていたようです。

吸水性もあり実用的なこの袋は、当時、唯一の生地で、洋服やピローケース、カーテンなど家庭用品のために使われました。
その袋=フィードサックは、年々、人々の関心が高まり、デザインも多様化していきました。

今では、シガレットシルク同様フィードサックのコレクターが世界中にいます。